夢のはざま
夢のはざま
このところ、休みの日には、夢とうつつの間にいる。本日の遠隔治療の時間は、久しぶりに10分を切って、各部位の大改修中とのこと。膝の怪我は、だいぶ回復しているし、修復にはエネルギーを内側に集中するから眠りが必要だ。
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夢のはざまで、ふと気が付いたのは、夢の中で自分はライオンだったなんてことは、いまだかつてない。夢の中で変身したことがないのだ。私はいつも夢の観察者、情景を追いかけるように撮影しているカメラ・アイだ。ドアは目の前で自然に開くし、オールを漕いだりしないでも、ボートは進んで行く。動く情景をひたすら追う、夢追い人だ。
そしてここ数年、夢の解読が進んだ。昆虫に関する夢なんだけど、害虫というニュアンスのないテントウムシなんかでも、夢の中では叩こうとしたり、あるいは傍(はた)からやっつけろと、声がしたりする。
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昆虫の夢を、最初に意思気したのは十数年前のこと。銀座で個展を開催する初日、祖母と母が夢に現れて、部屋の中を走る灰色のテントウムシを見て「ほら、そこそこ!」と、大声を出している。自分もハエたたきを手にしながら、やっつけなきゃいけないのかな?と疑問に思いつつ、パンパンと床を叩いた覚えがある。夢の中で虫を潰した覚えはない。あの個展は試練だった。やるべきタイミングじゃなかったから、大失敗だった。企画展でも断る勇気を、当時は持っていなかったのだ。
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以来、夢に出て来る昆虫は私の場合、ライバルや敵、もっと言うと、乗り越えなければならない試練を意味している。
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タランチュラって蜂よりも毒が弱いんだってネ。噛まれたら痛いらしいケド。あの黒いモフモフのルックスは絵になる。ルドンも描いてるよネ♥
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乗り越えられない試練は来ない。それは本当だ。つい先日も職場の人間関係に関することで、昆虫の夢を見た。
その人は、若いのに小役人みたいだから、みんなけむったく思っていて、自分もちょっと憎たらしい気がして、あれじゃ大物になれないよ、なんて心の中で思っていたら、先日その人が「自分はつまらない人間だから、女性にモテない」と、ぽつりと言った。ああ、そうなんだ。みんなが思ってることって、じつは本人も自覚している。人間てちゃんと共振共鳴しているんだ。そして共振共鳴の前日、私は夢を見ていた。
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夢の中、薄暗い壁に「あれ、ゴキがいる? 気のせいかな? あ、やっぱりいるいる」って、ハエたたきをとりに行って戻ってくると、もういない。「べつにいいや、やっつける必要もないし」と、思ったところで目が覚めた。この夢を見た後すぐに、小役人君のことだとピンときた。そして思った。もう人についてこんな風に、否定的、感情的に考えるの、やめようって。こういうの卒業したハズなのに。そんなこともあったなぁって、流して行くんだと。
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夢はなんでも知っている。私に夢を見せているのは、私の中の本当の自分。直観とか、真我とか、ゼロ波動とか言われる宇宙的波動。私の中にも、ちゃんといる真我君。もっと頼りにしよう。
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真我について手放しで信頼するのが、なんか怖いんですと、南先生にお話したところ、本当に理解して腑に落ちると、いつの間にか手放していますとのこと。そっか・・・ガンバロ。
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