夢の家で
夢の家に辿り着くことを、夢に見ている。それはどこかにあって、今までに何度か奇跡的に、そこへ出たことがあった。祖母がいて湯気の立つ台所で料理をしていたけれど、そこは水晶結晶の中にある透明な家だったのだ。ああ、私は帰ってきたと、思った。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
あれから私は、心の旅を続けて遠くへ来ている。だから、またあの場所へ、夢の家に帰ろうと思っている。