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ひよこ天使

ひよこ天使

ひよこ天使

卵の天使 ひよこ天使

ファンアートで平手打ちを食らって、我に返りました。20年間の自殺に突入する前、私にはやりたいことがあったんだと。介護とサバイバルですっかり霊感が枯渇して、やりたいことはやらないで、やりたくないことだけやるんだ。そういう人生になったんだと、自分に言い聞かせてきたので、何をやりたかったのか忘れていました。

介護が終わって放心状態が3年続きましたが、ついに自分にスイッチを入れる時がきて、作画を再開しようとしましたが、描こうとすると吐き気がするほど、私は変わってしまっていました。長らく自分を押さえつけていると、こうなるんだなぁと驚きでしたが、ファンアートのおかげで、リハビリができたのも事実です。

個展を開催したりして、私が一番素直な気持ちで、純粋に絵を描いていたころ、当時、描いていた絵を取り出してみる気になりました。

彼は卵の料理人「卵の料理人」という絵があって、彼の傍らには大きな卵をもっている女性がいて(彼女はひよこの化身。どうしてひよこなのかは、いずれまた・・・)それで二人のストーリーを描こうとしていました。当時の記憶を辿ると、恋物語というよりは、キッチンの魔性を描こうとしていたように思えます。何で台所に魔性なのって、思われるかも知れませんが、最近見つけた本のタイトルに「キッチンの悪魔」と言うのがあって、ああ、やっぱりと思いました。本の内容は、イギリス人シェフがフランスで三ツ星を維持する奮闘記ですが、家族ではない大勢の人のために料理をする大きな台所には、たしかに魔性があると、私は経験から知っていました。というのは、寮母をしていた祖母の働くキッチンで、私は多くの時間を過ごし、私自身、5歳になる前から台所に立っていたからです。強制ではなく、何でもやってみたい子供の好奇心からでした。

大きなホーローの白いボールの中に、20個くらいのゆで卵が水に浸かっていて、その殻をむくのが楽しかったのです。卵どうしをぶつけて殻にヒビを入れて、くるくるとむいていくと、つるつるの白身があらわれます。殻が残らないように水で洗うとさらにつるつるになって、すっかり私は満足でした。

祖母は睡眠時間を大幅に削って、働いていました。そういう風に働かなくてはならない、働かせてしまうような悪魔が、大きな台所には住んでいるのです。そう、これこそ人を駆り立てる想念の力! 突き動かされて、自分を酷使する生き方から、逃れられなくなってしまうのです。

そんな幼心の下地があったせいか、自分も「卵の料理人」というテーマを描いたのかも知れません。初めて企画で個展をしたときの案内状にも使われた作品ですが、今見ると、ちょっと違和感があります。あの時から、私の人生が止まった時点から、もう一度始めなくてはならないと思っていましたが、自分は変わっていたのです。

料理人と女性の関係も変化していました。彼は料理人なので彼女の卵を、フライパンに割り入れるんだとばかり思っていましたが、彼女は彼の守護天使、ひよこの天使だったと気が付きました。あの大きな卵は割れないんです。どうしてかって? それは二人のストーリーの中で、お話しするとしましょうhart

男性には女性の、女性には男性の守護霊がついています。川井春水先生から、そのように伺いましたし、私は自分の守護霊が、男性なのを知っています。でもきっと守護霊団・団長は祖母です。祖母があの世へ行って以来、私は最強の晴れ女になりましたから 。

それから魔性のキッチン、大きな台所も今や遠くなり、私はフルタリアンになって、火を入れたものを、ほとんど口にしなくなったので、キッチンの悪魔も遠い存在となりました。それでも人のために料理することに、今も尊敬の念を抱いていますし、私自身、料理が好きだったことも忘れていません。

天使も悪魔も、そんなこともあったなぁと、いったん流して、次へ行くとしましょう。

カボチャ提灯

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