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20年間の自殺

20年の自殺

20年間の自殺

20年間、自分を殺していた。祖母の介護が7年、母が10年、自分が戻ってくるまでに3年。20年、私は私を殺して生きてきた。と、思っていた。果たして、本当にそうだったのだろうか?

今朝ふと、思った。母になった女性は、子供のために自分を二の次にして生きる。実際、母も祖母も私という赤ん坊に夢中だったと言っていた。彼女たちは、赤ん坊にかかりきりになることが「楽しくて夢中だったわ」と。彼女たちは、おしなべて幼子が好きな女性たちだった。

子供は成長して巣立っていく。そこには希望がある。子供のいない私は、自分を二の次にして、母親たちを看取った。死んでいく人と時間を共にすることに、希望はなかった。では絶望だったのか?それも早合点だ。あったのは学びだった。ほかでは経験しえない人生の学びだ。

介護とは、あの世とこの世のはざまに立つことだった。私は介護について、ひとつ違う地平線に立って考えてみたい。

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コメント

  1. アバター
    • 松本 涼
    • 2020年 1月 18日

    介護が、あの世とこの世のはざまに立つこと。という観点で語られているのは、全く初めてで今後が益々興味深くなりました。
    それにしても20年、そのただなかに立っていたモニカさんの過酷な状況には想像を絶するものがあります。
    よく今日まで来られたと、頭が下がると同時に、生き延びてくれて本当にありがたいと思いました。

  2. 玉野 モニカ

    こちらこそです。この20年、いつもご心配頂いてきました。深謝、深謝、深謝なのです。
    この世にいる間も、あの世と繋がってはいるのですが、あまり意識しないため、旅立ちに際して、
    あの世とのつながりを強化する。これがボケと言われる現象なんじゃないか? 
    だとしたら、この世にいる間に、あの世とコンセントがつながっているなら?
    この辺りを考えてみる時がきたと、思っています。時間が必要だったんですね。
    ご先祖たちに見せて頂いていると言いますか。

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