眠り童子
眠り童子
このところ、フルタイム・ワーク+ダブルワークをやる羽目になって、休みの日はもっぱら眠りに費やしている。仙骨伝童子あらため、眠り童子。土曜も仕事が入ると、週休一日制になる。週休3日制も言われるご時世に、我知らず逆らっている。反骨の精神は祖母譲りだけれど、疲れて眠ってばかりいるのも、なんだかなぁ・・・おばあちゃんも働き過ぎで、座ると居眠りばかりしていたっけ・・・。
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疲れを癒すための眠りは深い。眠りのサイクルはだいたい2時間と言われるから、2時間ずつ眠って、目を覚ましている。これを、ほぼ1日中やるので、確かに元気になる。眠りは最高の疲労回復薬、寝薬(ねぐすり)なんて言い方もある。
深い眠りから突然、呼び戻されたりする。ミシッと壁のなる音がしたり、耳の中でバリっと音がしたりして、ドキッとして目が覚める。これ、心臓に悪いなぁ・・・でもまたすぐ眠るんだよねアタシ。あまりに深く眠ってしまうと、戻ってこられないこともあるとは、春水先生のお話し。それで心臓の弱い人は、目覚まし時計を少し遠くに置いて、うっすらと目を覚ました方がいいそう。突然たたき起こされると、びっくりしたショックであの世行きってこともあるそうで。そういえばアタシ、もう何年も目覚ましをかけないでいる。自然に目が覚めるから。
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思えば眠りには、いろんな要素がある。潜在意識を生きる時間、異界への入り口、死の予行演習などなど。魂レベルで考えるなら、人の意識はパラレルに行き来しているから、死も眠りの続きだと言って言えなくはない。眠るように死を迎える。母の死はそんな感じだったなぁ。
私は死んでしまいたい、こんなところに居たくないって思っていた経験から、人間、そう簡単に死ねるもんじゃないと学んだ。なので、この人生を卒業できる日が来るまで、死なないことを知っている。なので眠りが死に似ているって、ちょっと素敵なことじゃない?とうそぶいてみたい。
眠りが死の予行演習だなんて言うと、ちょっと物騒に聞こえる向きもあるだろう。そこで考えを進めて、毎晩、涅槃に入る=潜在意識や異界が導く世界を体験すると捉えるなら、これは日常をより良く生きるサジェスチョンだ。
霊止(ひと)はこの世とあの世を行き来しながら生きている→肉体を脱ぎ捨てたら→あの世で修行が続く。それは先祖たちからのエール、この世がもっとよくなるように。でもさ、このエール、すごく変なカタチで現れるもんだから、最初はえ~?何これって思う。たとえば先日、こんな夢を見た・・・
夢の中、ヒステリー状態の祖母の顔に、私はバシャと水をかけた。ボールの水を思いっきり。祖母はうろたえて泣き叫びながら、そのまま後ろに倒れた。そこを母が後ろから支えた。ざまぁ見ろと思ったら目が覚めた。なんだこりゃ?って思ったけど、実際問題これはウガッていた。ときに私はアストラル・レベル(感情体)の問題を抱えていたから。彼女たちは反面教師として夢に出てきたのだ。
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祖母と母は私にとって、コインの裏表のような存在だった。感情のコントロールが下手というところで。祖母は流れ出る思いを止めることができないタイプ・・・これを序実に表している祖母の発言がある。祖母はシャワーを浴びるのが苦手だと言った。上からジャージャー流れてくる水を、どうしていいか判らないと言うのだ。ちゃんと手元に取って、調整すればいいじゃないの?と私。ジャージャー流れる水は感情なんだから、祖母という人を端的に表している・・・
話をもどすと、母は祖母の逆で、感情が上手く表に出せないタイプ。だから私はきちんと感情をコントロールできるようにならなければならないと、肝に銘じて生きてきたので、その成果が、あんな夢として表れてきたのかもしれない。
アストラル・レベルの問題というのは、毎度のことだ。気に障ることがあっても、ムカつく!などと思わずに、なぜムカつくのかと考える。するとなぜムカつく言動に出くわしたのかピンとくる。原因たるや、たいてい自分とは関係がないのだ。相手の八つ当たりであることが多い。だから気にしない、どうでもいい。南先生言うところの、そんなこともあったなぁで、流して行く・・・「気にしない」「どうでもいい」・・・これが私の感情コントールのキーワード! ジュワルクール大師曰く、人に対して無害になること。これ、すごく解りやすい目標の立て方だと思う。
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今日もおおいに眠った。眠り・・・「あの世」「異界」「涅槃」・・・きっと人それぞれ学びのステージによって、行く場所が違うんだろうね。私としては眠ってばかりいないで、いんぱるぱぶれな時間をもっと持ちたい、もっと絵を描きたいんだけど、この眠りの世界にどっぷり浸る時間、眠り導師、私の場合、導師ならぬ童子なんだけど、これもちょっと面白い。あ、もう寝る時間だ・・・。
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