今、癒されて
今、癒されて
気が付けば、癒されている。指先の皮膚はプラスチック指だった名残があって、まだ硬化しているけれど、ずいぶん柔らかくなって、治ってきたと思う。
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12年前の6月に、私はビランの陥穽に落ちたのだ。あまりに辛い日々だったので、ひとつじっくり考察してみようと、炎症を擬人化して、悪魔の顔をした友人ビラン・ギランなんて名付けてみたけれど、これは気取りすぎだった。
治ってみれば悪魔もヘチマもない。もっと楽しいこと、ウキウキするようなことを考えよう。ブタを殴って、怒りに燃えて、炎症に焼かれて、介護に追われて呪った日々は、過ぎ去ったんだから「そんなこともあったなぁ」と、流して行く。そうやって、負の想念にしがみつかないようにして生きて行く。
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最初の2年間、休む間もなく痛んだ両手の炎症は、皮膚科のお医者さんに言わせれば、接触性皮膚炎とのことだったけど、自分にとってこの皮膚炎は、皮膚の問題じゃなかったから、皮膚科通いもステロイドもなしで治った。
もちろんそれは、波動修正療法のおかげ、魂の不滅を教えてくれたご先祖さんたちのおかげ、みんなを見守っている源の方のおかげなんだけど。
どうしてあんなに辛い目に遭ったのか、ひとことで言うなら、やっぱりカルマの解消だ。自分の置かれた状況に腹を立てて、怒り狂って、呪ってみても、ブーメランの法則で怒りや呪いは自分に返ってくる。そこに気が付いて、理解しなければならなかったのだ。
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南先生から「負のエネルギーは手先、足先から侵入していました」って、わりと最近教えてもらった。侵入があったのは、自分がそういう波動を帯びていたから。身体の周りには、エネルギー体が取り巻いていることを、今やじゅうぶん自覚しているから、そこから考えれば、当然の結果として、自分の怒りや、呪いの想念が内部に蓄えられて、自分の身体の奥深くにも浸透していた。エネルギー体と人体は密接に結びついて、相互に嵌入しているんだろうから。
取り込んでしまった負の想念は、蓄積されると言っても、その時がくれば体外へ出て行こうとする。炎症は細胞が吐き出したいものを、手っ取り早く出す手段だったのだ。それを叙実に物語る現象が只今、進行中だ。
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左膝を怪我したので、歩くとき右足の親指に負担がかかってしまった。すると右足の親指の付け根から、甲にかけて炎症が出たのだ。見たとたん、すぐに解った。これ、バランスをもとに戻すために細胞が大急ぎでやってることなんだと。これをやらないでいると、外反母趾になって、骨の歪みになる。そうならないために、親指の付け根から甲にかけて炎症が出て、炎症のジリジリする感じが足首を通って、大腿骨、肩甲骨に響いて、コリや痛みになっているんだけど、そのコリや痛みをほぐそうとすることで、全身のバランスを取りながら、なおかつ蓄積した歪みを少しずつ、吐き出している。
我が家は家系的にエックス脚なので、祖母も母も外反母趾だった上に、足の裏はタコや魚の目でガチガチだった。だから自分も今にこういう足になるんだと思っていたけれど、ヒールを履かないせいか骨の変形はないし、タコや魚の目もない。

細胞のやることに間違いはない。こんな小さな炎症にも、ちゃんと意味があるんだから、すべてにちゃんと意味があるんだと思うけど、どういう意味があるのか、きちんと理解できないと意味がない・・・今すぐに理解できなくても、きっと理解できるって、希望をもって進んで行くのは楽しい。これからまた12年先の自分は、きっとさらに癒されて、さばさばした心で生きているだろうから。
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