闇は闇ではない
闇は闇ではない
当時住んでいた家の寝室は、遮光カーテンを掛けていたので、夜、電気を消すと真っ暗だった。5歳くらいの頃だったか。夜、ベッドに入って目を開けていると闇の中に光の粒が見えることがあった。あ、また。と、ぼんやり思っていた。そのうち眠ってしまって、昼のさなかに思い出すことなどなかったけれど、夜、眠ろうとしていると、あ、また来たと思った。
のちに知ったのだけれど、どうもこの光の粒、物質化の鍵を握っているものらしい。物質化とは何もない空間から、恵みの灰を出したりするサイババみたいな人がやっていた今のところ、非科学的とされているけど、実際にある現象だ。
日本では、物理霊媒の竹内満朋先生が物質化をなさったと、伝わっている。満朋先生が光の粒について語っておられたので、あ、あれだと、思い出したのである。震災後、電力節約に協力するべく夜、ろうそく生活をやってみたところ、闇が闇ではないと気が付いた。それで光の粒のことを思い出したのだった。何もないと思っている空間も、じつは全てに成りえる目に見えない物質で満たされているとしたら、闇は闇ではなく、どこかしら明るくてもいいんじゃないか? 闇が明るいなんて言ったら、常識では変だけれど、もっと事実を突き詰めるようとするなら、常識にとらわれないことが突破口になる。
人間の脳は、ほんの数パーセントしか使われていないというから、目に見えない(と、思われている)部分も見えるようになる時がくれば、この世とあの世、人界と霊界の間も縮まって、もっと多くのことが、高次元から伝達されるようになるんだろうなぁと思う。物質化は今のところ、お預けだけど。
闇の中に光の粒が見えるモニカさんは目がとても良いと思いました。
僕は闇に濃淡があるように見えます。
物質化のことは実感としてはわかりません。
でも、それを確実に捉えるセンサーのある人はいるのだろう。と、今回の文章を読ませてもらって思いました。
明るい夜に慣れてしまい、闇について感じる機会が少ないので、闇に鈍感になっていたと気づきました。
一見、神秘と思えることも、法則がきちんと作用しているだけ、なんて考えると、
「神はその技を永遠に幾何学となす」の言葉が、きっと本当なんだろうなぁと。
200年生きていても解らないことだらけ、でも解らないことが面白いので、
また来世もこの世にやってきちゃう。(タメイキ・・・笑)