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こもり熱と黒猫

黒猫

こもり熱と黒猫

黒猫 こもり熱と黒猫

この5日ほど、こもり熱に苦しんだ。昨日は最悪の日曜日、あのイナズマにまたもや本格的に襲われていた。なぜだろう?もう済んだことじゃないの? こうなったからには、今の自分を振り返ってみるべし。そこで私は考えた。

いよいよ具合が悪くなり出していた土曜日の朝、私の前を黒猫が一匹、歩いて行く。「あ、おばあちゃんが来てる」と思った。春水先生が、ふと出会った動物や鳥、昆虫はご先祖の魂を乗せてきていると、教えてくださったので、黒猫は祖母、カラスは母、蜘蛛は大伯父だと思っている。黒猫は久しぶりだった。

エドガー・ポーのおかげで、黒猫といえば不吉なものという連想が定着しているけれど、日本では餡子猫と呼んで、本来縁起のいい猫だったことを思い出したい。けれども、このタイミングで、おばあちゃんが来ているという事は、これは何かのサジェスチョンか?と、思った矢先イナズマが再発した。辛かったし、エネルギー体の歪みが身体に出るというから、今の自分はどんな風なのか知りたくて、南先生にリーディングをお願いした。南先生から当時の原因が治りきっていないならば、今回はその修復でしょうとメールを頂いた。そうか、それでおばあちゃんが来ていたのだ。当時の私は、大伯父の画集編集を通してご縁のあった世界に、物故作家の親族という盾で守られたような立ち位置にいた。そしてそれは、まぎれもない著名人の親族という虚栄心にまみれたものだった。私はそれを恥じて、卒業したつもりでいたけれど、まだその虚栄がくすぶっていたから、こうなったに相違ない😔

黒猫は一度もこちらを振り向かず、のしのしと歩いて行った。途中で私が追い越したけど、私も猫の顔をのぞき込んだりせず、そのまま通り過ぎた。猫の顔を覗き込むことさえ、しんどかったのも事実だ。祖母は6歳の私に「孤高を保ちなさい」と、言った人だった。ジュワルクール大師もローム大霊も、孤独になる覚悟をしなさいと言っている。生きることは厳密にいえば孤独に耐えること。孤独に充分耐えたあとに出会った人々、仲間とは、より親密になることができるという。

体調を崩した時、誰も代わりに良くなってくれることはできない。だから自分を治癒に導くのは自分。応援は必ずある。こもり熱が来て、黒猫が来て、イナズマが来た。そうして私が理解を新たにしたのは、眠りの国をもっと尊重すること。夜更かし好きの私は眠ることをお座なりしては、痛い目に遭っている。孤独の時間、孤独が理解を深める。これをもっと実践すること。

通りすがりの黒猫に、ご先祖魂が乗っている。認識するのは意識であり、意識体というものがすべてを動かしているのだから、万物は意識でつながっている。意識は正のエネルギーで、負のエネルギーは正のエネルギーの裏返し、つまり意識の歪みだ。歪みは是正されるべく時を待ち、時が来ると改善作用は自動的に動き出す。自動的とは宇宙の働きにそってということ。

体調不良は改善作用であり、孤独の中で治癒は起こる。そして意識は全てとつながっているという神秘を理解しなければならない。

ややずんぐりした黒猫は、土の上を転げまわったのか、所々土色になった毛並みで、ゆっくりのしのしと歩いていった。

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