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歌姫

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新月の夜(6月25日)、ラトビアの歌姫が歌うのを聴いた。音楽は快楽の領域のものだから、お坊さんが竪琴を弾くなんてホントはありえないと「ビルマの竪琴」の解説を読んだとき、音楽は快楽かぁと、しんみりしたけれど・・・確かに歌姫の歌は、心震わす魅惑の時間だった。

リサイタルへ出掛ける前に、ジュワルクール大師の言葉を読んでいた。そして「栄光」について意識した。私たちの太陽系以前の太陽系の頃から活動していた「知的な活動の光線」というのがあって、この光線の働きによって回転運動が生じ、存在するすべての回転楕円体を生み出す原因になっているそうで、物質を形作る素粒子は、この回転楕円体の運動をしていて、これが栄光の光線の作用であるという。動きの原点、活動の原点にあるのは栄光という波動・・・これって素晴らしいことじゃな~い?と、すっかり感心しながら出掛けていったので、帰ってきたら、つい3日前まで、具合が悪くてウンウン言ってたのが嘘みたいに、元気になっていた。

今まで歌曲を長らく聴いてきたけれど、哀しい暗い曲が多かったことに気が付いた。どこか試練として聴いていたのかもしれない。この世を構成する素粒子が「栄光」の波動で動いているんだから、もっと素晴らしさについて考えよう。新月の夜の、あの歌姫の歌声のごとく。

人生どん底という気分で生きていた時、シューベルトの「冬の旅」全曲を聴きに行った。ミュラーの詩の主人公は、まさに自分という感じで、旅の試練はわが試練だった。どん底を抜けた時、もう一度「冬の旅」を聴く機会があった。あのどん底で聴いた「冬の旅」は、人生のお宝時間だったと改めて思った。

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