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アジサイの青

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アジサイの青

アジサイの青

庭でアジサイが花盛りだ。白い花と青い花。白は5月の連休明けから咲き始めたので、今年はずいぶん早く咲くんだなぁと驚いた。去年より花数が多くなって花も大きくなっている。青い方は平年並みに花がつき始めた。スカイブルーとコバルトブルーの二種。スカイブルーの方は、枝が太くなって、葉っぱも精力絶倫という感じで大きく分厚くなった。我が家の土に馴染んで元気が出たのかな? 今までで一番大きな花が咲いている。広げた手よりも大きい花。私の手は小ぶりだけど、思いっきり広げればピアノの1オクターブが届く。(ちょっと話がそれるけど)モーリス・ラヴェルは2オクターブ半くらい届く大きな手をしていたんじゃないか? なぜというに「亡き王女のためのパヴァーヌ」というピアノの小曲には、ドから次のドを越してファまでの和音があったから。

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話をもどすと、1オクターブよりはるかに大きく咲いたスカイブルーのアジサイを、早朝庭から切ってきて、今年の「アジサイの日」の花にした。6月16日の小さなお祭り、今年もちゃんとやったよ。

アジサイのシャンデリア

朝5時半の台所、ろうそくに火を灯す。ろうそくから線香に火を移して、去年のアジサイを焚き上げる。乾いた花は見る見るオレンジ色の炎を上げて燃えた。お疲れ様でした。我が家の邪気を、吸い取ってくださってありがとう。それから1オクターブ越えのスカイブルーの花を半紙にくるんで、真南に吊るす。今年もどうぞよろしく。ホントに大きい花、まるでアジサイのシャシンデリアみたいって、猫子さんたちが見たら言うね。

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自分としてはコバルトブルーのアジサイの方が、贔屓なんだけど、今年は直感的にスカイブルーの花を選んだ。普通アジサイは、赤みを増すとか青みが増すとか、色変わりをするけれど、青のアジサイは咲くほどに色の深みが増す分、色自体に大きな変化はあまりない。なのでひたすら「花の青み」を眺めることになる。実際、コバルトブルーの花はネイビーに見えるほど、青みが強くなる。

それでも花の青の中には、ごく少量の赤がある。この青と赤の差し引きが、デリケートな青紫を作る。全ての色は夜空の色、宇宙の藍色から来ていると、知っているから、色=光は神の愛・・・藍は愛の夢を見るのだ。

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花あそびの恋人たち

・・・愛を告げる 花の色・・・

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アジサイの紫色が、一年の真ん中6月に現れて、日々の営みに浄化をもたらす。アジサイが語る浄化の言葉。それは耳傾ける人にしか聞こえない小さな声。何を語るや?アジサイの青。言葉なき言葉を聞き分ける。沈黙を聞く・・・ピアニストのアファナシエフが言った言葉・・・沈黙も音の力の一種。音の力は言葉で表現する力。人の表現力は喉を通して現れる。朝、目を覚ますと喉がカラカラだったり、粘膜が濃くなっていたりするのは、眠りの世界(潜在意識)で話したり学んだりしているから。

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以前は、紫色がどうして浄化する波長を帯びているのか?と考えたけれど、今はそういうものなんだと、素直に受けとめるようになった。夜空の色が愛の波動であると合点したのは、全く直観的だった。以来、四の五のなくなった。

夜空を眺めていると、ふと名案が浮かんだり、考えがまとまったりしたことが何度もある。それは、夜空の藍色がこちらに流れ込んで、いつの間にか瞑想になっているから・・・じゃないかな? ジュワルクール師のこんな言葉を読んだ。「瞑想状態を保ちながら一日中過ごすことは、世間に背を向けることではない。魂の視点から人生を送ることだ」と。これって南先生と同じだ。「私は一日中ずっと瞑想状態にいます」と、先生からメールをもらったことがあって、え~?そうなんだぁ!と驚いたけれど、アジサイの青みで心が鎮まったのか、何となくどういうことか判るような気がしてきた。日常のよしなしごとに身を置きながら、魂の視点からものを見て暮らす。感情と欲求にとらわれることなく、明日もチャレンジを続けよう!

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コメント

    • 仲原美沙子
    • 2022年 6月 22日 7:45pm

    南先生すごいですね‼️一日中瞑想状態にいるなんて!!私はまだすぐに人間視点に戻ってしまって感情に振り回されてます笑

  1. あ、どうもどうも☆彡 普通、そうですよね。南先生みたいに行かなくて、なかなかアストラル・レベルから足抜けできないデス。そこで自分も、よしなしごとを「気にかけない」とか「気にし過ぎない」なんてところを、ウロウロしています。

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