足湯
足湯
このところ、足湯をしています。そこでひとつ思い出したのは、女性歌手を育てた作曲家の男性が、冷え性の彼女のために毎日、足湯を作っていたというお話。彼女はいいお湯ねと言っていたそう。愛だなぁと思いました。
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足湯を人に作ってあげるのは、適温調整がなかなか難しいようです。その昔、家人が私に用意した足湯は、ぜんぜん駄目でした。祖母が作ったのは熱すぎて、母が作ったのはぬるすぎでした。二人の名誉のために言っておくと、たぶん一度も自分で足湯をしたことがなかったんじゃないかな? 以来、私は自分で作っています。
今は大丈夫なんですが、10代のころは、ひどい末端冷え性でした。どうしてあれほど氷のような手足だったのか? 鬱のころでしたから、身も心も冷え冷えとしていたんですかねぇ・・・?
足湯はぬるいと効果がありません。熱いとかえって逆効果です。冷たい足はゆっくり温めるのがいいようです。お湯が熱いと表皮だけヒリヒリするようなのに、芯は冷えたまま。かえって辛いものでした。
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さて、ここのところやっている足湯は、筋肉の疲れをゆるめるのが目的なので、冷え取りの治療とは、少し違っています。今は鬱じゃないのでお気楽です。お湯にローズオイルを一滴入れて、あら、いい香り、なんてやってます。
お湯に足を入れるとジーン。背骨から全身へしみとおる温熱効果が穏やかで、気持ちも穏やかになります。湿熱は乾熱(カイロやアンカの熱)よりも優しいので、お湯の中で親指、二の指を動かして、土踏まずをストレッチしていると、エネルギーの詰まりがどんどん抜けます。疲れってエネルギー詰まりなんですね。抜ければ復活。自分の自然治癒力を信頼できます。あ、そうそう、今年の復活祭はこの間の日曜日、4月4日だったんです。ハッピーハッピーイースター!
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マグダラのマリア様は、悔悟の涙でイエス様の足を濡らし、長い髪でぬぐって、高価な香油を塗ってさしあげたそうです。涙と香油に象徴されるように、水分油分は体の大切な構成要素です。わが身を振り返ること(涙)そしてケアすること(油分)そして先へと歩んでいくために大切な足、たまには集中ケアしてみるのもいいもんです。
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