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蛇イチゴとカエル

蛇イチゴとカエル

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蛇イチゴとカエル 蛇イチゴとカエル

今年は春の訪れに遅れまいと庭に出た。さあ、草むしりだ! 去年はイタドリとブタナのオンパレードだったけど、今年はどうだろう。イタドリもブタナもまだ小さな状態。はやくも庭を覆っていたのはカラスエンドウと蛇イチゴだった。カラスエンドウは土の中に漉き込むと、いい肥しになるそう。マメ科の植物って人にも土にも栄養になるんだね。それから蛇イチゴの黄色い小さな花が可憐だ。別名毒イチゴなんて聞こえが悪いんだけど、じつは無毒で実をアルコール漬けにすれば、虫刺されに有効で、利尿作用もあるそうだから、デトックス効果大。庭のドクダミを漬け込んだものは、もうずっと愛用していて、虫刺されはもちろん、すり傷や切り傷にも使える。植物の薬効は穏やかで効果的だ。

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我が家の庭は湿地なので、小さなシダが顔を出し始めている。シダの発芽したてが、ワラビだったとは知らなかった。葉っぱになっているところしか見たことがないので、食べたことはないんだけど、切れ込みのたくさん入ったシダの葉はオシャレ、庭のぐるりに生えていたら素敵だ。自然を統制するのが庭仕事。でも、なかなか的確に行かない。

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私は家の庭が、嫌いだったけど、庭いじりをしていると、生き生きとした植物のエネルギーが伝わって、こちらも元気になるような気がする。

庭を全く構いつけないでいたころ、全体がすっかりになって、分け入ると薄暗いほどだった。草木が身の丈よりも高く伸びて重なり合い、絡まり合って、なお繁茂して行くさまは、まるで秘密の小部屋を編んでいるようだった。佇んでいると、どこか官能的な気分になったのは、植物たちの旺盛な生命力ゆえだったのだと、今にして思う。

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ところどころ、芝も生えている。これはずいぶん前に日陰でも育つ芝の種をまいたのが、ずっと生き残っていたってこと。こちらはすっかり忘れていたんだから、自然は律儀だ。

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そして、おととし植えた白ナンテン。冬の木の実っていいなと思ったんだけど、少し大きくなって枝葉が茂ってきたので、根元の風通しを良くして、日が当たるようにしようと、枯草をガシガシっと取り除いたら、あら、こんなところに枯れ葉が一枚。あれ、枯れ葉がひとりでに動く…? ツチガエルだ! ノコノコと繁みの方へ歩き去った。初めて庭にカエルがいるって発見したのは、おばあちゃんだったから、カエルもいったい何代目になったんだろう? おばあちゃんたら「見てはいけない!」なんて言うから「何よ!?」って覗いたらカエルだった。どうして見てはいけないんだろうと思ったけど、ちっこいヒップをこちらに向けて、じっとしている庭のカエルは、やっぱりちょっと気味が悪い。

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白ナンテンを植えたところは、裏鬼門にあたるから、カエルはもしかして、お守りさんかも? 鬼門除けって実感がなかったから、どういうことか知りたくて、ナンテンに興味を持ったんだけど、福があるなら鬼もあり。悪もおろがめよ(拝みなさい)っていうから、一見、不気味なものが、理解を進めるってことは、大いにあり得る。悪を拝むなんて間違っていると思いそうだけど、自分の中の負のエネルギーが変わるってことなんじゃないか? 

負の波動が正常波動になる。周りを変えようなんて思わないで、自分が変われば周りも変わってくるって考える方が正解。だからカエル、なんだよね。

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