剣と鏡
剣と鏡 その1
日常の中でする簡単なお祓いについて、春水先生に伺っていたときのこと。職場で嫌なことを言われとか、どうも相性の悪い人と部署が一緒になってしまったとか、そういうときに指先を剣のように見立てて、お祓いをしたい方向に向けて「ショ」あるいは「ボロン」と唱える。射祈(しゃとう)である。また、その方向をぐっと見るだけでも、祓いになるというから、眼力は大事なポイントなのだ。

指先を剣に見立てるのは、剣が外に向かって働くお力だから。これはすごいサジェスチョンだと思った。剣は切り裂くばかりではなかったのだ。見えないもの(苦手意識や嫌悪)に向かう場合、自らをシールドする働きがある。射祈が効果を発揮すると、そこに苦手な人がいても、いないも同然という感覚がつかめるようになる。それから必要なものを切り取ることもできる。春水先生のお話では、水面に映った月を日本刀で切り取る。ツキを得るという儀式が荘厳緊密法にあると伺った。これは素人(神通力のない人)にはできないことだけど、そういうこともあるんだと心にとめると、人生の地平線が広がるようなお話だった。
剣は外に働くお力。ということは当然、内に働く力もある。それが鏡だ。

このGIFを描くとき参考にしたのが「怪傑ゾロ(1974)」の決闘シーン!15分にわたるゾロとウェルタ大佐の死闘は、映画史上金字塔だそうで、カメラワークとか勉強になりマシタ~♪また描くゾロ。
Zorro★
ドロンを見たのにバンデラスだなぁ。ごめんあそばしませ★
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