黄昏に
黄昏に
画文を意識し始めたころ、一番最初に描いてみたのは、夕暮れに口笛を吹くと魔物が来る。というテーマだった。(GIFでもう一度、トライしてみたい)私は夕方4時頃生まれているので、夕暮れが性に合っている。インスピレーションが湧く。もちろん夜明けもいい。昼から夜へ、夜から昼へ、変容するする時間帯は、どこかノスタルジックだ。
ノスタルジー、あの世から転生した魂として、生まれ故郷が懐かしい、天界が懐かしいというのが、本当の意味でのノスタルジーなんじゃないか? そんなメランコリーな気分が、黄昏どきには良く似合う。
変容の時間帯には、周波数のズレも起こって、きっと異界のスピリットたちが日常に、ひょっこり顔を出すことがあるのだろう。(自分がUFOを見たのも黄昏だった)口笛なんか吹いて、合図をしてはいけませんよと昔の人は言って、気を付けなさいの教えにしていたのかもしれない。
そうそう、どうして「もしもし」と二回、繰り返すのかと言えば、あなたに呼びかけている私は、人間ですよという合図だそうで、「も~し!」と一回だけだったら、人ではないから、振り返らずにそのまま通り過ぎるべし。

影響を受けた本で話題にしているジュリアン・グリーンは、子供ころ、恐ろしさに震えながら、衣装ダンスの中に向かって悪魔を呼んだ。すると風もないのに衣装が揺らめいて、誰かの気配を感ずる。ソレが自分のところまで来るのを待っていることはできないで、ジュリアン少年はわめきながら母のところまで走って避難する。というお遊びを、たまにやっていたらしい。のちにグリーン氏は書いている。悪魔は呼ぶまでもなく、我々のすぐ近くにいると。
モニカも悪魔について考えました。
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