ハレルヤ!幼子イエス
ハレルヤ!幼子イエス
11月に大きな虹を見て、アッシジを思い出したせいか、今年はこのシーズン、シューマン歌曲の一節が頭の中でこだましました。
ハレルヤ!幼子イエス
猫子さんてば、片手で失礼!という感じですが、25日の夜、飼い葉桶に幼子イエスをお入れするご降誕セットを、世界で初めて作ったのは、アッシジのフランチェスコだと、言われています。赤ちゃんイエスを飼い葉桶にお入れするのって、実感こもってて良いですよね💖
自分がアッシジに行ったとき、抽象的なご降誕のアート(テーブルサイズの彫刻)が飾ってあるのを見ました。白い大理石でシルエットだけをかたどってあって、こういうの、見る方でイメージが広がって良いなぁと思いました。そこで動画もシルエット調にしました。
ロシアのイコン画家たちは、イメージがありありと脳裏に見えてくるまで絶対、筆を取らなかったそうです。尊い方たちのお姿を描く。大変な事だろうなぁと、自分などは想像するばかりです。
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クリスマスのお飾りと言えば、モミの木が一般的ですが、こちらは19世紀にアメリカで始まった習慣だそうです。
近年、ドイツではモミの木を飾り付けたあと、お焚き上げするのがCO2排出になって、エコに反するという視点から、止めましょう運動も始まったとか。さすがのエコロジー&リサイクル大国ドイツ!
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◆ 動画の音楽 ◆ 歌唱はナタリー・シュトゥッツマン先生です。ナタリーさまの歌は、20年以上聴きほれてきました。初来日のフランス歌曲のコンサート、感動しました。当時29歳のナタリーさま、美しい方でした。アンコールで3~4曲歌ってくださった中に、ショスタコビッチがありました。レパートリーの広さは、当時から有名だったそうです。今や声楽家から指揮者へ転身。ひとつの道を極めて次のステージへ。すごい方です。
シューマンの歌曲ですが、「子供のための歌のアルバム」の中に入っている「クリスマスの歌」がこのハ~レ~ル~ヤ~♪です。作詞は人魚姫などで有名なハンス・クリスティアン・アンデルセンです。ほかにもドイツのマザーグースと言われる「子供の不思議な角笛」という民謡歌集から ♬てんとう虫よ、この指とまれ!お前のきれいな翅が見たいんだ♬ などなど、エンジェリックな歌が満載のアルバムです。ピアノはインゲル・ゼーデルグレン先生。(RCAの RED SEAL VOl.4 Shumann LIEDERより)
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クリスマスと言うと、ケーキを食べたり、プレゼントをあげたり、もらったり。それはそれで楽しいですが、物ばかりでなく、本来の意味【キリストは人間の弱さを持って生まれ】も思い出したいところ。
全能の神が人間の弱さの中にお入りになるという恐るべき神の謙遜。
恐るべき神の謙遜・・・初めて耳にしたとき、驚きました。すごい言葉だと!
降誕節は、年明け最初の日曜日まで続きます。この自粛モード、心静かに、本当に大切なことはなんだろう? 考える時間を頂いているように思われてなりません。
あなたの心に素敵な降誕節と年明けを!
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