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恐怖と不安 その1

恐怖と不安

恐怖と不安 その1

恐怖と不安 恐怖と不安 その1

罪というものは未来にあるのではなく、全て過去に起こったことであると、読んだ。誰しも過去には膨大な積み重ねがあって、それらは地上における想念の集合体、すなわち潜在意識を形成している。これが現在を生きる私たちに、色々とちょっかいを出してくる。

このちょっかいに見事ハマって、私はこの2~3週間、不安と恐怖の中にいた。今月のはじめに大きな虹を見たときも、不安と恐怖の中にいたので、希望の虹にも影が差していた。もったいなかったぁ。そうはいっても恵みというやつは、こちらがダークだろうがブライトだろうがやってくるらしい。

先週、不安と恐怖がピークに達した。なんでも行くところまで行くと、向こう側へ突き抜ける。突き抜けると、それなりの新境地に出る。これが改善作用なのだ。

どういう恐怖と不安の中にいたかと言えば、過去なのである。今までに、私は5回ほど企画で個展をやった。企画展を張れるんだから、自分はその道を進むつもりだったんだけど、2回目以降、個展のたびに祖母が入院するようになった。母は助けにならないから、自分は創作とマネージメント、介護と家庭生活のすべてをこなさなければならず、当然、能力と経済に無理が生じ始めていた。自分が頑張れば何とかなると信じて突き進んだんだけど、もう無理かもしれないと思ったのが、ただ一度、自腹で会場を借りてやった個展の時だった。そしてそのあと、2回企画をやって見事にコケてしまい、私は画業を離れる決心をした。介護は永遠に続いて、もはや自分に自由はない、インスピレーションは消えてしまった、もう経済的に立ち行かない、我が人生の破滅!あの恐怖と不安が再び襲ってきた。

頭の芯がゾクゾクして、心臓バクバク。じっとしていられず、意味もなくそこら辺を歩きまわる。そのうち、お腹がグルグル言い始めて、何も口にしたくなくなり、3日で2キロも体重が減る。

しかし、よく思い返せば、ゾクゾクするのもお腹がグルグルいうのも、これは、負のエネルギーが抜けて行くときの兆候だった。ルイボスを飲んで助かったあの時と、同じだと思い出せればよかったんだけど、不安と恐怖の渦中にいると、もう周りが見えない。自分て、こんなだったかなぁ?なんて、ふと冷静になったりもしたけれど・・・。 

そんな中で迎えた先週の遠隔治療、下丹田に意思気が集中しすぎているとのことだった。仙人は足の裏で考えるというお話を伺って、南先生ご自身は、意思気を地球のコアまで降ろすと頭部が空っぽになって・・・と、瞑想の仕方を教わった。私の場合、不安と恐怖にプッシュされて下がっていたにすぎないので、足の裏で考えるとか、地球のコアまで意思気を降ろすとか、できないんだけれど、そうしてみようとすると、なんだか落ち着くようで。精神的に病んでいる人は、胸腺が詰まっていて腹に溜まった負のエネルギーが上へ出ようとしても、出られない状態になっていると伺っていたので、胸腺の詰まりを抜こうと意思気してみた。息苦しい、胸苦しい、これらは自分が作り出していることなんだから、自分はそこを離れるんだと、自分に言い聞かせた。

胸腺よ、開け!

そうして一週間。波動修正のおかげで、今の自分に見合った分だけ、抜けたのである。今、先週ほどの恐怖や不安はない。いまだに辛かった過去にとらわれている自分、過去ばかり見ている自分に直面したわけで、不安と恐怖は未来と思しき方角へも触手を伸ばして、お前は破滅する、もう駄目だぞとのしかかって、平静な心を遠ざける。こういう独り相撲をやっていたのである。

不安と恐怖のスイッチを押したのは、将来への不安でもあった。私はあと少しで今の仕事の任期が終わるので、次のステージへの不安が重なったのである。手を尽くしてお任せの境地。それが本当のところだろうと、辿り着いた次第である。

つづく

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