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過去生

アストラル体4

過去生

仙骨の中には、様々なものが溜め込まれているという。たとえば一口に過去と言っても、過去生ということも含まれる。こういう風に視野の地平線を広げていくと、確かに見えてくるものがある。 私が家族になった人たちは、お互い一緒にいることで、学ばなければならない課題があったと、今では理解している。私は家族との関係に、生まれて間もないころから悩んだために、ヴィジョンを見る必要があったのだろう。ある時、夢で前世について知らされた。母は、前世で私が見捨てた妹だった。祖母は私の夫だった人だ。私は母を見捨てた償いのために娘になり、祖母は汚名挽回のために家族になった。祖母も私も、前世では男性だったけれど、今生では女性として相手と向き合う必要があった。それゆえか私の人生には、男親がいない。女が三人して学ばなければならなかったことは、感情の制御だ。祖母は感情が溢れ出すと止まらない人で、母は思ったことを上手く表現できない人だった。それが原因で二人とも晩年、健康を害していたと思う。祖母は心臓を病み、母はリウマチだった。私が学んだことは、見捨てた妹を助ける必要なんてなかったとということ。見捨てられることで、彼女には彼女の学びがあったと解ったからだ。祖母にしても、妻に恥をかかせるような死に方をしたことを、体面を重んじる武家の家柄だからといって、無念に思う必要なんかなかったのだ。肉体を去って魂となったら、体面も家柄も何もなくなると解ったから。祖母も母も帰天した。二人とも幽界ではなく*霊界にいて、修行を続けていることを知っている。今、人生を全うした彼女たちの背中を見つめている。私の苛立ちの最大限の原因だった彼女たち。いまや恨みも消えて、私は冷静になった。こういうことは、文字通り、夢物語だと思われるかも知れない。しかし、自らを知ろうとし、人を理解し、試練を乗り越えようとするとき、物語が助けにならない時代なんて、あっただろうか。

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遠隔治療の南先生にお願いして、 祖母と母が死後どこにいるのか見て頂きました。

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