私の胸に
私の胸に
私の胸に・・・女性の胸に抱かれながら、その言葉を聞いた。体育の時間中、膝の怪我で倒れてしまい、3人のクラスメートに横抱きにされて、保健室に運ばれたときのことだった。抱えられた私は、自分の身体が宙に浮いている事態に驚きながら、彼女たちの声を聞いた。みんな走っているから、会話も宙づりだった。「そっちちゃんと持ってる?」「私の胸に・・・」応えたのはバスケ部のキャプテンだったひと。美人さんで髪に赤いマニキュアをしていたけど、黒髪の方が似合っていると思ったのを覚えている。
「私の胸に」と言った言葉が印象に残ったのは、女性はみんな、いつかこんな風に、守るべきものを、我が胸に抱くのだろうと気づいたからだった。
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中秋の名月、何事もなくおだやかに、と思ったら腰が固まってしまった。これは自然のギプス状態。膝の修復の際によく起こること。また来たかぁ・・・6月と8月は波動修正を休んだ。5月の帯状疱疹以来、身体を修正することに、やや白けていた。長らくとても熱心に取り組んできたのに。
今日、再び南先生のリーディングを受けた。休んでみて解った。波動修正は自分に合っていると。治療時間は10分で終了。*悪い状態ではないと先生からの伝。確かに腰は固まったけど二日で治って、おとついからギプス状態を脱していた。複合的な疲れが重なっているそうで、大いに自覚あり。疲れをほぐさないまま、こわばりが重なってコリ固まって、そのうち気が病んでビョーキとなる。
*治療時間が5分くらいになると、エネルギーの状態はかなりいいと言われている。以前は30分くらいかかっていた。
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身体の放熱ばかりに腐心していた夏の日が過ぎて、保温と蓄熱に切り替わる季節の変わり目になった。薄手の毛布やセーターを出してきて、開けっ放しだったドアや窓を閉める。暗くなったら電気をつける。この夏、ほとんど電気をつけいないで過ごしたなぁ。
目を閉じる。小さな明りが見える。私の胸に・・・優しいひとに、ありがとう。
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まどろむ恋人たち
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