大天使ガブリエル
大天使ガブリエル
朝起きたら、ガブリエルの歌と思った。夢の中で、何やら考えていたらしい。さて、どうしたものか?
ガブリエルとは「神の人」の意味で、神の言葉を語る者・・・彼は洗礼者ヨハネの誕生を告げにザカリアを訪れている。しかしザカリアは信じない。自分も妻も高齢だったので、子を授かると思えなかったのだ。お告げを信じなかったザカリアは、口が聞けなくなった。生まれた息子の名を言うことができなかったので、仕方なく板に書くと、途端に癒されたという。信じないとは、かくも不自由なことらしい。かつザカリアは祭司であったので、昔から世の中、こういうものという話に聞こえる。
ガブリエルの歌が歌われていたのは、今からざっと百年前。神風が吹いて日本はロシアを負かしたと、浮かれていた頃。奇しくも今の時勢は、当時と似ている。一触即発、世界戦争へ突入しそうな気配。もちろん、そんなことになってはならない。戦争が繰り返されるのは、これでは駄目だと、みんなが心を合わせるためなのか? みんなの心がひとつになるまで、こんな風なのだろうか?
人の心の中には、天使のエッセンスがあるという。みんなそこに、気が付こうとしていない。
コメント