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反復

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木霊 反復

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月に照らされた古代ローマのパルテノン。不安げに大きな目をした女性が立っている。無人の大通りにいるのは、このヌードの女性だけ。画面の奥に向かってこの女性が3人、同じポーズで立っている。絵のタイトルは「こだま」・・・まさに、繰り返しの反響を視覚化しているポール・デルヴォーの世界。繰り返しって神秘的だったんですね。

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ポール・デルヴォー「こだま」
 ポール・デルヴォー「こだま」1943年

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症状を繰り返し出すことで、修復は進んで行く。ハンマーで殴られるような頭痛も、10年以上続いたビランも、発症を繰り返しながら、だんだん軽症になって、負のエネルギーは抜けて行く。身体に現れる出来事は目に見えるから判りやすい。では目に見えない心の問題はどうだろう? 経験から行きますと、身体に症状が出る前に、じつは目に見えない心の中で起きたことが、原因になっているんだけど、なかなかそこに、気が付けないまま生活している。

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心の問題と言えば、10年に一度くらいの割合で、私は激怒する出来事で出くわしている。怒りや恨みを自分でコントロールできるようになるには、繰り返し練習する必要があったのだ。

ピアノやバレエなんか習うと、指を動かす練習、脚を動かす練習、何だか同じ繰り返しばかりやっているようなんだけど、繰り返していると、動作は単純でも奥が深いって気が付く時がくる。繰り返しは奥深さに通ず。だから感情のコントロールも回を重ねて学ばなければならなかったのだ。

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木霊

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どうして激怒が起こるのか? 憎たらしい、死んじまえ!と、なぜなるのか? 激怒をコントロールするには、そのときの自分と相手の心因を探る。怒りや恨みの起爆装置になっている原因とはなんぞやと? 

私がAさんに腹を立てたときのこと。Aさんの心の中には、私とは関係ない、Aさん自身の困っている問題があった。その八つ当たりが私に来て、私は最初カチンとする。それが繰り返し起きる。そしてカチンは、ついに激怒に発達する。

そして10年に一度激怒した人たちと、そのあと親しくなったことも、再会したこともないのが現実。人生を旅に例えるなら、人と人って多くは通りすがりなのだ。だから激怒する必要なんかない。関係ないんだから、そこでおさらば。ハイチャハイチャなのだ。そのまま何十年も、腹を立てたままだったり、恨み続けたりするの、違うでしょってこと。

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さらにAさんにの困っていた問題について、理解が進むと腹も立たない。Aさんは自分の子供のことで悩んでいたのだ。それってアタシと何の関係もない。それからBさんは女に振られて腐れていた。Cさんも女ができないことが悩みだった。な~んだ、アタシ自身とは、まるで関係ないんだ。でも八つ当たりは迷惑だから、こちらもきちんと態度で表す。あなたとは距離を置きますよと。南先生ご本の中で書いておられる、苦手な人と付き合うには、雨が吹き込まないように窓を閉めるって、こういうことなんじゃないか? 

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反復する心身の現象。学んでクリアしなければならない課題だから、繰り返し練習する機会が来る。そうしたら逃げないで、ちゃんと向き合わなきゃいけない。それが心身の、エネルギー体の、ガラクタ整理。激怒するって結局、甘えていることだった。誰に? 人様に、そして自分に。もちろん八つ当たりも甘えだ。

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こだま

これはフォトショでレイヤーを重ねて、反復に見せている描き方。デルヴォー先生がフォトショ見たら、驚くだろうね。機械で絵を描くなんて? なさらないでしょうけど。

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