月の夜晒し
月の夜晒し
人は眠りの中で涅槃に入り、魂に学習・霊感を受けるていると言う。ピンと来ないことが多いんだけど、今朝、起きて一番に「いい気になるな」と、言葉が浮かんだ。あ、これ、ご先祖からのメッセージだ。はいR18の動画、ちゃんと対処致しますと、心の中で言った。
昨日、メル&レオの言い訳GIFアニメを作っていると、天窓からキーっと音がした。うっ?!またなんか入ってきた。祖母が亡くなった年の夏、天窓からカブトムシが入ってきた時と同じだ。当時すっかり参っていたので、あの世からの励ましメッセンジャーが飛んできたのだった。そこで昨日「お前なにやってんだ。しっかりしろ!」のメッセージが来た。今も目の前の壁に止まっている。今回はカメムシだ。日常の中に現れる虫や鳥たちは、ご先祖の魂を運んでいるんだと春水先生から伺った。そういえばカラスも鳴いている。カラスは母だ。というのも、母がこの世から旅経つ日の朝、カラスは私のすぐ前を歩いて知らせに来たから。
そこで、相手のことを考慮せず、自分の思うように、相手を動かそうとか、あるいは自分を押し通そうとする想いの中に「呪い」の種があるんじゃないかと気が付いた。
「月の夜晒し」という話を祖母から聞いたんだけど、これ、彼女のお気に入りで「試聴者の皆様から夏の日に聞く怪談ラジオドラマを募集します」なんてのにシナリオを書いて応募していた。私が朗読を担当したので、よく覚えている。佳作に入選して、オムニバス形式で放送されたのだった。
この怪談、満月の夜に晒した布で着物を仕立てて、それを夫に着せると、どこかへ行ってしまうというおはなしだ。最後のフレーズが有名で、
月の夜晒し、知らで着て、
今は夜神の供をする。
夫を生きながらにして亡き者にする呪いをかける妻。陰の気にどっぷり浸かった着物を着ると、冥府に行ってしまう。話の内容から祖母の深層心理が透けて見える。
それから、M・スコセッシ監督の「最後の誘惑」という映画。イエスがマグダラのマリアと夫婦になって、子種を残したという話なんだけど、監督はイエスの生涯をそういうことにしてみたかった。作品をつくるって、自分のこうしたいを押し通すところがある。イエスがマリアとメオト?まさか!くっだら・・・だけど作品作りって、こういうところがあるんだ。今までこういう風に、考えたことが、なかったかも知れない。もしかして知らぬ間に、夜神の供をしていたら大変だ。
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