Blog いんぱるぱぶれ

ザムザ

ザムザ

ザムザ

ある朝、不穏な夢から覚めると、私の指は毒虫になっていた。指はどんどん悪化して、どう見てもこれは毒虫だというところまで行った。どす黒くはれ上がって熱を持ち、アカギレはシマ模様になり、皮膚は硬化してギブスのようになり、私は指を曲げることも、伸ばすこともできなくなってしまった。このまま骨まで腐ってボトッと落ちるんじゃないかとさえ思った。いっそボトリと落ちて、毒虫のように這いずって、どこかへ行ってくれないか?そんな幻想まで抱いた。なぜというに、ビラン・ギランは不眠不休。だから私に逃げ場はない。

Thank you for reading this post, don't forget to subscribe!

関連記事一覧

  1. メンソレータム
  2. 青い目と緑の目
  3. 笑う唇
  4. 鳩が歩く

  5. 縁切りの図
2019年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ

コメント

最近の記事

  1. 満月水

    2023.09.9

    満月水
  2. アストラルーメンタル
  3. 幼子のように

    2023.08.12

    幼子のように
  4. 断食10日後

    2023.08.10

    断食10日後
  5. 苺の化粧水
Banner
PAGE TOP