Blog いんぱるぱぶれ

あやまち

笑う唇

あやまち

単なる手荒れだと思っていたけれど、大変な認識不足だった。当時、医療機関で働いていた私は、消毒薬と接着剤を扱う現場にいた。それなのに、手袋をあまりしないまま、ほとんど素手で作業をしていたのだ。それがどういう結果を招くのか、全く考えもせずに。そうして二年半の間、少しずつ、少しずつ、私の両手は皮下に薬剤を吸収蓄積していたのだった。目に見えないところで何かが笑っていたのに、私は気が付かないでいた。

関連記事一覧

  1. 笑う骸骨先生
  2. アストラル体・小
  3. 煙に巻かれる
  4. 乙女
  5. 花咲くプラスチック指
  6. 鳩が歩く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2019年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ

コメント

最近の記事

  1. 闇を聴く

    2024.03.27

    闇を聴く
  2. 前世の修復

    2024.03.5

    前世の修復
  3. トルマリン湯

    2024.02.24

    トルマリン湯
  4. ハイゴ
  5. 愛と調和
Banner

歩き回る植物

PAGE TOP