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細胞のやること

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細胞のやること

細胞のやることに間違いはないと言います。ビランになってからの10年この方、手の甲にアザのような黒ずみがあります。一度だけ皮膚科に行ったとき、皮膚が青いのは、深いところに炎症が起きているからで、赤身を増すほどに炎症の度合いは浅くなると聞いたので、手の甲には深いところで炎症が起こっているんだと、判りました。事情は判っても、どうしたら治るのか判らないところが、困ったところでしたが、10年目の今年、お盆があける頃、手の甲に赤い小さな穴が開きました。見る間に穴は広がって、イチゴのイボみたいになりました。触ると熱を持っていて、かゆみと痛みを繰り返します。もう、これは慣れっこになっている症状です。3か月でめどがたつだろうと思っていましたが、一向にイチゴイボは居座ったままなので、ちょっと痺れが切れてきました。私は東京っ子で気が短いのですが、このビランになってからというもの、以前よりは気長にならざるを得なくなりました。細胞が生まれ変わるのは28日周期ですから、最悪の状態でも一か月経てば、少しは変化するのが常だったからです。3か月経っても、何だかはっきりしないので、こりゃまた3か月経たなきゃだめだと、思い始めた4か月目でしたが、月も半ばを過ぎたころ、イチゴちゃんたちの赤身が、突如薄くなり始めました。やっぱり細胞のやっていることに間違いはなくて、時がくれば、つまり炎症の原因を吐き出し終われば、無事に治るわけだったのです。細胞のやることに間違いはない。これって、もっと自分を信用すべきだということかも知れません。自分の行く道を信ずる。疑いを持たずに信じる。ビランが今もって、私にメッセージしているのは、もっと自分を信じなさいということ。つい、疑ってしまうのでした・・・。

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