美と異界
美と異界
ニジンスキー 神の道化の舞台を観た。陽気であればあるほど哀しい、それが本当の道化だ。記憶はそこで終わっていた。
ニジンスキーといえばロシアの不世出のダンサーで、発狂して踊り手としての生命線を絶たれたことが有名。それが彼の存在をいっそう神秘的にしている。
神との結婚。それがニジンスキー最後の踊りだったという。それきり彼はあちら側へ行ってしまった。神との結婚は、磔刑のキリストと自分を一致させる殉教ではなかったか? 彼は磔刑のキリストまで辿り着いた。そしてそこで止まった。だからその先へ、私たちはその先へ進もう。キリストは復活して昇天している。それが本当の神だから、死んだところで止まってちゃいけない。
なので、人はなぜ狂気に陥るのか?ではなく、なぜ狂わないでいられるのか?・・・今ならこう答えることができる。私たちは常に宇宙から正常波動を受信していて、その受信機である仙骨が正常に作動してしているからだと。
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19世紀の詩人シャルル・ボードレールは美は常に奇怪であると言った。ニジンスキーの代表作、薔薇の精は正に奇怪なる美の化身。異界の使者はうつせみに現れて、声なき声で何を語ったのだろう?

Le beau est toujours bizarre.
つづく


















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