母になったあなたがどこか切なげなのは、以前にもまして、命の重さを知ってしまったから、だろうね?
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あなたが眠る。腕の中で。私の心音が子守唄。
愛の眠り、幼顔にかえる恋人たち。
優しく触れて・・・。
月夜を描いてみたかったので、夜更けの二人。
★別バージョン「夜明け前」★
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楽し気な二人の、その続き。
何も言わずに見つめていたい。そんな時間を持ちたくて。
Je te veux!
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夜明けのランプに憧れて
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夕暮れて、通りがかりの家に灯りを見つけると、ああ、誰かを待っている人がいると想う。私はこの夕暮れの灯りが好きだ。
まだ学生だった頃、天井高い図書室で、林立する書架の森をさまよいながら、ふと見つけたのがイヴ・ヴォンヌフォアの一節 「夜明けのランプ」だった。暗い夜の間、ランプを灯して耐え抜いて、辿りつくのは夜明けと言う希望に違いない。この一節に涙が出るほど癒されたのは、当時、鬱から立ち直りかけていたからだった。心に灯るランプ、喜びに辿り着く日を想って、私はただもう、幸せな気持ちになった。ほかの誰かが救われるなら、この喜びをあげてもいいとさえ思った。秋の日の夕暮れに生まれた私は、昼と夜の、夜と朝の、あわいの時間の美しさが好きだ。
注: ヴォンヌフォア の詩に、夜明けのランプという言葉は使われていません。これは私の記憶の中のアレンジの話です。
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